たびたび世界旅

フロリダから発信する世界の旅行記。2014年は旅に捧げます。

ジンベイザメと泳ぎたいin カンクンVol.6 07/06/13 ご対面!

いよいよこの日がやってきました!

カンクンに来た最大の目的、野生のジンベイザメとのシュノーケル。

今日のためにラッシュガード、ドライバッグ、GoProなどなどを買って盛り上がって来たのです。もう楽しみで、楽しみで、例えるなら結婚式前日のような気持ちです。

 

出発はまた早朝

カンクンでジンベイザメに会えるシーズンは5月~9月。しかもその遭遇率はほぼ100%だそう。

 

とは言っても実際に会うには、ジンベイさんたちがお食事のために水面近くに上がってくる午前中、海岸から1.5~2時間ほど沖合いまで行かなければいけません。シーズン中は沢山のボートがその海域にやってくると聞いていたので、できる限り出発時間が早く、他のツアーよりも先にジンベイを見つけてゆっくり泳げる、と評判のQueen Angelさんのツアーに参加しました。こちらも日本語ツアーです。

 

Queen Angelさんのホームページ

 

ちなみにガイドさんが水中の写真を撮影してくれること、それから一緒に泳いでくれることもQueen Angelさんにお願いした理由でした。

 

ジンベイザメツアーはカンクンで2番目に過酷?!

午前6時45分、ダイブショップ集合。

簡単なブリーフィングの後、ガイドさんから思わぬ一言が。

 

「ジンベイツアーはカンクンで2番目に過酷なツアーです。」

 

ジンベイさん達のいる海域はまさに海のど真ん中なので、周りに波をさえぎるものが何も無いこと。その海域までの移動に時間がかかるのはもちろん、常に移動している彼らを現地で探さなければならないこと。つまり「揺れるボートに長時間乗っていなくてはいけない。」のがその理由のようでした。ちなみに一番過酷なのは海が荒れやすい冬場の「バショウカジキと泳ぐ」ツアーだそうです。

 

さらにガイドさんからの言葉は続き、

 

「今日は風が強いので、いつもよりかなり揺れると思います。」

 

「ツアーの時はジンベイがいたスポットをGPSで記録していますが、昨日・一昨日と天候が悪くツアーに出られなかった影響で、探すのに時間がかかる可能性があります。」

 

そしてこの後、本当にその「過酷さ」を実感したのでした。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130706081850j:plain

(いよいよ出発。穏やかに見える朝の海。)

 

人生最悪の船酔いと戦う

元々、モーターボート系の小型船が苦手な私はもちろん酔い止めを飲んでいきました。お腹がいっぱいすぎても空腹すぎてもいけない、コーヒーやジュースなど酸性の飲み物は避ける、と下調べをしていたので、朝食は簡単なシリアルバーとお水だけ。これで船酔い対策はバッチリ!とルンルン気分で出発。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130706082509j:plain

(出発直後。ジンベイに会える嬉しさでニコニコ。)

 

ところが、出発の時には穏やかに見えた海も、沖へ出ればボートの縁にしっかりつかまってなければ海に投げ出されてしまいそうな波をいくつも、いくつも超えて行きます。

 

そしてジンベイザメはなかなか見つかりません。

 

出発1時間後。

f:id:tabitabisekaitabi:20130706132906j:plain

(グロッキー状態。まだジンベイザメに会えていないのに。。。)

 

 そしてこの後、ジンベイをなんとか見つけて港へ戻るまで約5~6時間、ほとんどこの体勢で過ごすことに。

 

もちろん、ツアーに含まれていたお昼のサンドイッチなんか食べられませんし、ツアーに一緒に参加した方達の「あ、トビウオ!」「あ、マンタ!」という声にも1mmたりとも動くことができず、皆さんに励ましてもらいながらせっかく頂いた日本製のお薬も全部海にリバース。

 

今まで大きなクルーズや小型ボートで行くツアーに何度も参加してきましたが、ここまで何度も戻してしまうということは一度もなく、本当に今回のジンベイザメツアーがこれまでで一番過酷でした。

 

ジンベイをチラ見

私が人生最大の船酔いと戦っている間、ボートのキャプテンはジンベイザメ出没ポイントをぐるぐる回ってジンベイを捜索。ところが、今回が3日振りのジンベイ探しということと、高い波のせいで中々見つかりません。

 

他の船から「ジンベイを見つけた」という無線を頼りにそのポイントへ移動すると、既にこの状況。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130811002406j:plain

(ボートが沢山。)

 

「他のどのツアーより早くジンベイを見つけられる」はずだったのですが、これだけのボートでジンベイを取り合う状況になってしまいました。

 

通常一つのポイントに複数のボートがいる場合、順番に海に入ります。ところがこの日はジンベイを見つけにくかったこともあり、順番を待たずに割り込んで入ってくるツアーも。どのボートも自分のお客さんにジンベイを見せたい訳ですから、そうなるとキャプテン同士の怒鳴り合いまで始まってしまい、なんとも殺伐とした雰囲気でした。

 

それでもやっとの思いで見ることができたジンベイザメさんはこちら。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130706130051j:plain

 

前日までの雨のせいで水中の透明度が低く、これが精一杯でした。さらに、のんびり泳いでいるように見えるジンベイさんですが、実際はかなり速く、ほんの数秒で目の前を通り過ぎて行きます。海に入っていたのはおそらく4~5分。

 

海のコンディションがいい場合、

  • ジンベイを見つける

    ↓

  • 5~10分ほど海中からジンベイを見る

    ↓

  • ジンベイが通り過ぎたらボートに上がる

 

を何度か繰り返すそうです。

 

ところが残念ながら、私達が参加した日はそれ以降ジンベイザメに巡り会えないままタイムアップとなってしまいました。

 

もっと長く、もっとハッキリ観察できると思っていた今回のジンベイザメシュノーケル。正直消化不良でしたが、相手は野生ですし、海のコンディションも運次第なのでまたリベンジしに行きたいです。

 

ちなみに海のコンディションがいいときのツアー写真をQueen Angelさんのホームページからお借りしてきました。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130811003305j:plain

 

 

※おまけ

この日の夕食。

気力・体力とも0だったため、ホテル前のスーパーで買ってきてもらったメキシコ味のカップラーメン。次回はもっと船酔い対策をちゃんとしなくては。

 

f:id:tabitabisekaitabi:20130706074813j:plain

(すっぱ辛くて おいしかったです。)

 

次は今回最大の反省点。船酔いについて考えます。

 

 

読んで頂きありがとうございます。

にほんブログ村ランキングに参加しています。

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ